研究課題
若手研究
KLF4は様々ながんにおいて腫瘍抑制および腫瘍促進の両方に作用する転写因子である。本研究はT細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)において、KLF4が抗腫瘍効果を示すという仮説を検証し、KLF4誘導薬を用いた新たな分子標的療法の開発を目指す研究である。In silico解析および分子生物学的実験により、KLF4がT-ALLの発症に重要ながん遺伝子を抑制する可能性を既に見出している。KLF4によるT-ALL関連がん遺伝子の制御機構を明らかにすると共に、KLF4誘導が有効なT-ALLサブタイプを同定する。