研究課題
若手研究
骨髄線維症は骨髄組織の線維化による進行性の造血不全および脾腫と白血病への進展を伴う予後不良の疾患である。今後骨髄線維症の病態解明とともに、患者の予後とQOLを改善する新たな治療戦略の開発が必要である。これまでの研究で骨髄線維症の新規治療標的となりうるcalcium/calmodulin dependent protein kinase II gamma(CAMK2G)を同定した(Blood Adv. (2022))。その後の研究で、骨髄線維症においてCAMK2Gが翻訳機構に関与している知見を得たことから翻訳という観点から骨髄線維症の病態、治療を検討する。