研究課題
若手研究
von Willebrand病 (VWD)では、von Willebrand因子(VWF)の量的・質的異常によって止血障害を来す。Type3 VWDはVWFの完全欠損型で、VWFの補充療法が必須である。しかしVWFインヒビター発生例では、止血効果の減弱やアレルギー症状によって止血治療が破綻する。 VWFインヒビターの発生要因は未だ不明である。実地臨床で診断されたType3 VWDには「VMFの完全欠損型」と「微量のVWFを発現する亜型」が混在しているが、臨床検査で両者を区別することはできない。本研究では、Type3 VWDの分子病態解析によって各病型のインヒビター発生率を検討し「徹量のWF発現の有無」 がVWFインヒビター発生に及ぽす影響を明らかにする。