研究課題
若手研究
肺アスペルギルス症は免疫能低下を伴うCompromised hostが環境中に浮遊するアスペルギルスの胞子(分生子)を経気道的に吸入することで発症する疾患である。主にアゾール系抗真菌薬が使用されるが、近年、アゾール耐性Aspergillus fumigatusが世界的に拡大し、限られた治療手段と治療抵抗性から、新規治療法の開発が求められている。本研究では、ABPAマウスモデル、CPAマウスモデルを用いて、IL-33の両疾患の病態への関与を解明し、抗IL-33抗体が新規治療や既存の抗真菌薬の効果を高める治療となりうるか評価することを目的とする。