研究課題
若手研究
ヒトRSウイルス(RSV)は乳幼児に感染すると高率に重症化する。近年、抗ウイルス免疫として重要なインフラマソームがRSV感染時に過剰に活性化されることによって重症化すると分かってきたが、詳細は不明である。申請者らはこれまで、RSVの近縁ウイルス数種においてウイルス蛋白質がインフラマソームを制御することを明らかにしてきたが、最近、RSV蛋白質にもその機能が備わっていることを見出した。本研究では、インフラマソーム再構成系および組み換えウイルスを用いて、RSV蛋白質によるインフラマソーム制御メカニズムおよび重症化への関連を検討する。