研究課題
若手研究
メタボリックシンドロームを背景として発症する代謝関連肝癌の増加に伴い、その発症メカニズムや新規治療の開発は喫緊の課題である。代謝関連肝癌では特異的な遺伝子変異は認められず、遺伝子変異以外のエピゲノム、代謝、免疫など複数の要素が発癌・癌進展に関与することが推測されるが、その機序は不明である。申請者はヒト肝癌臨床検体及び代謝関連肝癌特異的モデルマウスを用いて、メタボリックシンドローム特有の環境下におけるエピゲノム、代謝、免疫因子を解析し、代謝関連肝癌の新規治療法開拓を目指す。