配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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研究実績の概要 |
1型糖尿病の各ステージ(新規発症急性期、慢性期インスリン分泌微少残存期、慢性期インスリン分泌完全枯渇期)、2型糖尿病、膵全摘後糖尿病における血漿検体を集積し、メタボローム解析とアミノ酸分析をおこなった。 その結果、血漿タウリン値について緩徐進行における慢性期インスリン分泌微小残存期と慢性期インスリ分泌枯渇期の間では差を認めず(76.6 ± 6.0 vs. 66.1 ± 4.9 nmol/mL, NS)、急性発症における急性期、慢性期インスリン分泌微小残存期、慢性期インスリン分泌枯渇期の間では差を認めず(70.5 ± 3.6 vs. 72.1 ± 4.5 vs. 76.4 ± 8.3 nmol/mL, NS)、劇症における急性期、慢性期インスリン分泌枯渇期の間では差を認めなかった(79.1 ± 6.7 vs. 76.0 ± 6.9 nmol/mL, NS)。また、陰性対象として2型糖尿病ならびに膵全摘後糖尿病と1型糖尿病との間で血漿タウリン値について比較したが、いずれも差を認めなかった(2型糖尿病: 83.5 ± 5.3 vs. 73.4 ± 2.4, NS, 膵全摘後糖尿病: 77.8 ± 4.1 vs. 73.4± 2.4, NS)。また、1型糖尿病における血漿アミノ酸値とCPR(インスリン分泌能)との関連解析をおこなうと、α-アミノ酪酸、シスチン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジンとは有意な負の相関を認めた(α-アミノ酪酸:R = -0.28, P < 0.05, シスチン: R= -0.28, P < 0.05, ロイシン: R= -0.26, P < 0.05, チロシン: R = -0.29, P < 0.01, フェニルアラニン: R = -0.32, P < 0.01, ヒスチジン: R= -0.28, P <0.05)。
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