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肥満2型糖尿病の最適化治療に向けたGLP-1と摂食行動および食嗜好性の連関の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K15403
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関産業医科大学

研究代表者

園田 里美  産業医科大学, 医学部, 助教 (30644009)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード肥満症 / 2型糖尿病 / GLP-1受容体作動薬
研究開始時の研究の概要

GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)は、視床下部など中枢神経の広範囲に存在するGLP-1受容体を介した摂食抑制によって肥満2型糖尿病患者の体重減少に有効であると考えられている。GLP-1RAの摂食抑制作用が有効な肥満2型糖尿病患者群、食行動や食嗜好をどのような機序でどのように変化させるかは明らかではない。肥満2型糖尿病患者におけるGLP-1RAの投与前後の摂食行動や食嗜好の変化を検討して本剤が有効な患者像を把握するとともに、摂食行動や食嗜好が変化した際の脳内の各神経核の変化を動物レベルでも検討し、GLP-1RAが摂食行動や食嗜好を変化させる機序の一端を解明することを目指す。

研究実績の概要

肥満症の増加は深刻な社会問題であり、肥満の是正のために摂食行動を制御することは肥満症の重要な治療ターゲットの1つである。摂食行動は、視床下部を中心として、中枢神経に分布する多数の神経ペプチドによって促進的あるいは抑制的に制御されている。GLP-1 受容体は視床下部など中枢神経の広範囲に存在し、糖尿病治療薬の一つであるGLP-1受容体作動薬はこれらに直接作用することで摂食抑制をもたらし、肥満2型糖尿病患者の体重減少に有効であると考えられている。しかし、GLP-1受容体作動薬の摂食抑制作用が、どのような肥満2型糖尿病患者に有効であるのか、食行動や食嗜好をどのように変化させることに寄与しているのか、また、それがどのような機序で生じているかは明らかではない。
そこで、肥満2型糖尿病患者におけるGLP-1受容体作動薬の投与前後の摂食行動や食嗜好の変化を検討してGLP-1受容体作動薬が有効な患者像を把握し個別化医療に役立てるとともに、この摂食行動や食嗜好が変化した際の視床下部を含む脳内の各神経核の変化について動物レベルでの検討も行うことで、GLP-1受容体作動薬が摂食行動や食嗜好を変化させる機序について解明することを目的としている。肥満2型糖尿業患者に対して、GLP-1受容体作動薬の投与前後での食行動や食行動を調査する研究計画を予定しており、食行動に関する投与前の質問票を用いた検討を行っているが、臨床にて使用できるGLP-1受容体作動薬で出荷制限のある薬剤があり限られるために、やむを得ず研究自体の開始が遅れている現状にある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

肥満2型糖尿業患者に対するGLP-1受容体作動薬の投与前後での食行動や食行動を調査する研究計画を予定しているが、臨床にて使用できるGLP-1受容体作動薬で出荷制限のある薬剤があり限られるために、やむを得ず研究自体の開始が遅れている現状にある。

今後の研究の推進方策

使用を予定しているGLP-1受容体作動薬の出荷制限が解除となり、今後は臨床にて使用が可能となるため、予定している研究を進めることができる見込みがある。再度出荷制限になった際には、使用薬剤を再考して研究計画を再度検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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