研究課題/領域番号 |
23K15422
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
三浦 絵美梨 愛知医科大学, 医学部, 助教 (00787575)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 炎症 / 糖尿病性神経障害 / クローン性造血 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、糖尿病性多発神経障害(DPN)の新たな発症・進展機序解明のためにクローン性造血(CH)に注目した。疫学研究および動物実験より、CHは心血管死亡の新たなリスクファクターであること、その機序として免疫細胞が炎症性サイトカインを過剰に分泌し組織を障害することが報告されている。一方、TNFαやIL-6といった血中の炎症性サイトカイン濃度と糖尿病性多発神経障害の発症に相関があることが報告され、DPN発症に慢性炎症が関与している可能性が指摘されている。このような背景からDPNの発症・進展にCHが関与すると考え、DPNにおける炎症・免疫系の関与を明らかにすると共に病態解明と治療法開発に繋げる。
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研究実績の概要 |
2023年度の計画としては、STZ誘発糖尿病モデルマウスにおいて、DPNに関与する免疫細胞を同定することを主な目的としていた。C57BL6/JマウスをSTZにより高血糖状態とすることで、糖尿病性神経障害モデルを作成できることは既報にて確認している。神経組織における免疫細胞の浸潤や分布、フローサイトメトリーによる免疫細胞数の測定や、坐骨神経・腓腹神経の超微形態学的変化を評価する予定としていたが、これに続く実験に用いるモデルマウス作成に予想以上に時間を要し、予定通りの評価を行うことができなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実験に使用予定であったマウスの入手や数の確保が予定通り進まなかった。 またマウスが確保できなかった場合のウイルス作成に用いる予定であったプラスミドの作成にも時間を要したため、必要数のモデルマウス作成が達成できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
骨髄移植によるモデルマウス作成に必要な遺伝子改変マウスを得るため、交配数を増やす。 十分な数の遺伝子改変マウスが得られなかった場合、少ないドナーマウスからの骨髄移植が生着しやすくなるよう薬物投与を考慮する。 また、モデルマウス作成が難航する場合、細胞実験を先行させることを検討する。
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