研究課題
若手研究
腸内細菌叢を題材とした研究は近年になり盛んに行われているが、小児SBS患者に関しては報告が散見される程度であり、いずれもが一時点の腸内細菌叢を比較するに留まっている。腸内細菌叢は経時的に変化していくものであり、一時点での評価で病態と腸内細菌叢との関連の全容を解明することは極めて困難である。これまで小児SBS患者の詳細な臨床所見と経時的な腸内細菌叢の変化の解析を行った報告はないため本研究ではSBS症例の臨床像と糞便を経時的に解析し、腸管順応における腸内細菌叢の役割を明らかにし、新たな治療法を目指すものである。