研究課題/領域番号 |
23K15438
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
横谷 倫世 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (70445055)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | トリプルネガティブ乳癌 / CD70 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 放射線治療 / CD27 / 免疫療法 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトTNBCにおける,CNB検体と,化学療法後の手術検体を用いて,CD70発現を免疫組織学的に調査し,臨床病理学的因子および術前化学療法の治療効果および予後との関連について検討し,TNBCにおけるCD70の臨床的意義を解明する.次に,同検体を用いてCD45RO+メモリT細胞の他,CD4+,CD8+T細胞,制御性T細胞(FOXP3),NK細胞発現を免疫染色にて調査し,前述したCD70と の発現関連性について検討する.次に凍結保存検体を用いて,Real-time PCRを行い,CD70と腫瘍内免疫活性との関連を調査しCD70が腫瘍周囲微小環境における免疫活性に与える影響が明らかとなると考える.
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研究実績の概要 |
トリプルネガティブ乳癌(TNBC)は,若年者に多くまた悪性度が高い.TNBCに対して抗PD-L1抗体と抗癌剤の併用治療が行えるようになったがその効果は限定的で,至適適応や効果予測因子など不明な点が多く,その有効性を最大限に得る上で解決すべき課題は多い.一方,CD70はT細胞上のCD27と結合しその機能を亢進する分子である.免疫関連分子は放射線照射によってその発現が変化し得るが,放射線照射による腫瘍のCD70誘導がT細胞の機能を亢進する可能性がある.またTNBCにおいて放射線治療が免疫分子へ与える影響については国内外において報告はなく,本研究の目的が達成されれば,高度進行・再発TNBCに対して,より一層根治性の高い治療法が確立できる可能性は十分ある.本研究は,(1)TNBC細胞上のCD70発現有無による癌進展への影響,(2)CD70発現と腫瘍内免疫活性との関連(3)CD27作動薬投与によるCD70低発現の腫瘍への抗腫瘍効果の有無,(4)放射線治療による腫瘍細胞CD70発現誘導の影響,(5)CD70の新規バイオマーカーとしての意義を明らかにする事を目的とする. 2023年度はヒトTNBCのおけるCD70腫瘍発現と臨床病理学的因子および患者予後との関連について検討した. 既存の生検検を用い,治療前検体と,治療後手術検体においてCD70免疫染色を行い,その発現と変化,予後について検討中である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床病理検体での検討に時間を要し,凍結検体を用いたCD70腫瘍発現と腫瘍内浸潤免疫細胞との関連について検討に着手できていない.
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今後の研究の推進方策 |
今後は, CD70腫瘍発現と腫瘍内浸潤免疫細胞との関連について検討及び 腫瘍内免疫活性との関連について検討を実施して行く.
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