研究課題
若手研究
ヒルシュスプルング病(以下H病)のlong typeは、short typeに比し、術後難治性腸炎及び致死率などの観点から未だに十分な臨床成績が得られておらず、更なる病態解明が進められている。本研究はlong type H病関連腸炎の発生メカニズムの解明を目的に、有神経節腸管を含む腸管全体の病理組織像を形態学的に俯瞰することで、long type H病の有神経節腸管における病態概念の確立を行う。新たなlong type H病モデルマウスの確立、さらに腸管組織透明化技術による深部までの形態学的観察に特化することで、short type H病との差を特定することを目標とする。