研究課題
若手研究
肝切除や肝移植において肝虚血再灌流障害の克服は重要な課題であるが、いまだ有効な治療法は確立されていない。本研究は「ヒスタミン受容体からのシグナルが、どのような細胞・細胞群に、どのような分子・分子群の発現上昇または低下をもたらし、肝臓での虚血再灌流障害を促進(もしくは抑制)するのか?」という問いを明らかにするものである。すでに臨床で広く用いられているヒスタミン受容体ブロッカーの肝虚血再灌流障害制御への応用を探索する研究である。