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食道癌患者における新規炎症マーカーであるLRGの発現意義解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K15487
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所)

研究代表者

菅生 貴仁  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 消化器外科医長 (10745425)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード食道癌 / 炎症 / LRG / CRP
研究開始時の研究の概要

食道癌は、慢性炎症が発癌や癌増殖、治療抵抗性に関与するとされているが、癌と炎症との相互的な関連を評価できる炎症バイオマーカーは明らかになっていな い。LRG(Leucine-Rich alpha-2 Glycoprotein)は、複数の炎症シグナルで誘導される新規炎症バイオマーカーであり、迅速定量法が実用化され、測定可能となっている。これまで、LRG発現と癌増殖・転移の関連が報告されているが、治療経過中の経時的なLRG発現解析は未だ行われていない。
本研究では、食道癌患者での術前治療、周術期、 術後におけるLRGを血液検査で測定し、LRGと食道癌治療結果との関連を明らかにすることを目的とする。

研究実績の概要

当院での食道癌根治切除症例は、直近3年で110例/112例/123例(2019年/2020年/2021年)であり、国内有数の手術症例数の実績を有しており、cStageⅠ食道癌から他臓器浸潤が疑われるような高度局所進行食道癌(cT4食道癌)にわたるまで治療対象としている。
2023年では手術症例は140症例となり、手術症例数は維持できている。
本研究を実施するにあたり、日常臨床で直面する食道癌患者を広くかつ迅速に集積可能であり、登録症例を70例/年程度、3年での症例集積で210名の登録を見込んでいる。
2022年度においては、初年度ということもあり、実臨床現場での検査フローの確立などを進めることから開始した。検査フローを確立したのちに、年度内に60症例の登録(目標70例)を進めることができた。
食道癌患者に対して、治療前、術前、周術期、術後と各地点においてLRGの測定を実施することができた。今後も症例を追加した段階で、食道癌とLRGとの関連について検討する予定としている。また、LRG測定とともに手術を受けた患者の検体を保存しており、血清LRGと手術検体でのLRG発現などの解析を今後実施するための準備も十分に可能となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

年間登録患者を70症例と見込んでおり、初年度として60症例の登録が可能となった。
IRB申請や検査フローの確立などに時間を要したが、初年度としては概ね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

症例登録数の維持を念頭に進め、ある程度集積可能となれば食道癌とLRGとの関連について解析を行い、今後の詳細な検討のpirot研究へと進める足掛かりを構築することが今後の目的となる。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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