研究課題
若手研究
大腸癌肝転移に対するHistological growth patterns (HGPs)に基づいた新たな個別化治療の構築のために以下の研究を計画する。まず臨床情報や病理学的所見からHGPsの腫瘍進展形式と予後を解析し、HGPsをdecision-making factorとした治療戦略を検討する。次に肝転移切除標本を用いた解析でHGPsごとの腫瘍進展に関わる分子メカニズムを明らかとし、それらを標的とした治療薬を創出する。さらには、HGPsごとの特有のvascularizationや炎症細胞浸潤などにも着目することでHGPsに基づいたprecision medicineの構築を試みる。