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制御性T細胞が虚血肢の新生血管成熟において果たすメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K15541
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55030:心臓血管外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

松原 裕  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (30805883)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードリモデリング / T細胞 / 末梢動脈疾患 / 血管新生療法 / マクロファージ
研究開始時の研究の概要

閉塞性動脈硬化症は動脈が狭窄・閉塞する疾患であり、血行再建不能な場合は肢切断に至ります。血行再建以外の治療として血管新生療法があり、当科で研究・開発を進めています。先行研究で、制御性T細胞が血管の成熟に重要であることを明らかにしました。そこで本研究において血管新生における制御性T細胞の役割に着目しました。今後、自己制御性T細胞による血管新生療法へ発展させることで、新たな治療選択肢となり得ます。

研究実績の概要

マウス虚血肢モデルを作成し、新生血管周囲にT細胞が浸潤していることを確認した。マウス脾臓からT細胞を抽出し、制御性T細胞をフローサイトメトリーで確認した。しかしながら移植するには十分量ではなかった。
ヒトの血管リモデリングにT細胞が関与しているとの仮説のもと、静脈グラフトを採取して免疫パネルのプロテオミクスを行う計画をたてた。今年度中にサンプルが集まらなかったので来年度に繰り越した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

マウス虚血肢モデルは順調に作成し解析を進めている。
ヒト静脈グラフトは予定サンプル数の半数を集めており、来年度中にプロテオミクス解析可能である。

今後の研究の推進方策

引き続きマウス虚血肢モデルを作成して解析を進める。
制御性T細胞の分離培養はフローサイトではなくビーズを用いた分離培養を検討している。移植に十分量の制御性T細胞が採取可能となれば、虚血肢マウスに移植して血管新生における制御性T細胞の役割についての解析を進める。
ヒト静脈グラフトはサンプルが集まりしだいプロテオミクス解析を行い、血管リモデリングに関与している免疫因子を同定する。その後マウス虚血肢モデルにおいて、同定された因子について解析する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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