研究課題
若手研究
標的エクソソームmiRNA(exo-miRNA)は、慢性移植肺機能不全(CLAD)患者5名(脳死3名、生体2名)のCLAD診断1年前と診断年、非CLAD患者5名の血液検体を用いて行われた予備実験(ヒトの2578種のmiRNAを対象としたマイクロアレイによる網羅的解析)の結果から、10個を測定候補として絞り込んでいる。本研究では肺移植患者の血液検体を用いて、10個の標的exo-miRNAを測定する。血中exo-miRNAの測定がCLADの新たな早期診断法となりえるか、その有用性と妥当性を問い、肺移植後の更なる長期生存を可能にする新規診断法の開発に挑戦する。