研究課題/領域番号 |
23K15561
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
高木 玄教 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (90834325)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | HER3 / Radioimmunotherapy / 211At(Astatine) |
研究開始時の研究の概要 |
近年、腫瘍の進行や抗癌剤の耐性に関わるとされるHER3が、肺癌をはじめ様々な固形癌に対する治療標的として注目されている。特に非小細胞肺癌においてHER3は高頻度に発現し、さらに最も一般的な分子標的薬であるEGFRやALKチロシンキナーゼインヒビターの耐性化にも関係するとされる。本研究では、我々のこれまでの研究実績を元に、抗腫瘍効果と安全性を担保した抗HER3抗体211At複合体の作成を目指し、動物実験でRadio-Immunotherapyへの応用の可能性を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、非小細胞肺癌において現在広く使用されている分子標的薬の抵抗性・耐性化にも関連するとされるHER3を治療標的として、その抗HER3抗体を用いたRadio-Immunotherapy(RI療法)の開発を探求するための試みである。 HER3を標的とした治療法では、これまで乳癌などにおいて、細胞傷害性抗抗癌剤を利用した抗体薬物複合体Antibody Drug Conjugate(ADC)療法の報告があるが、RI療法においては報告がない。 これまで、本学は211Atを製造可能な医療用サイクロトロンを有する国内唯一の研究機関として、各がん種におけるRI療法での研究実績があり、今回HER3を標的としてα線放射核種である211Atを利用した新規治療の開発が期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究責任者の勤務体系などから一時的にエフォートが下がっており研究が進まなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力者の助力を得て、症例集積及び検査・分析に努めていく。
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