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悪性胸膜中皮腫におけるアンチエイジング遺伝子Klotho発現の解析と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23K15570
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

竹ヶ原 京志郎  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (90809534)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード胸膜中皮腫 / Klotho遺伝子 / 悪性胸膜中皮腫 / Klotho / アンチエイジング遺伝子
研究開始時の研究の概要

悪性胸膜中皮腫は極めて予後不良な疾患であり、その治療には化学療法・手術を含む集学的治療が不可欠であるが、その治療成績は依然として満足できるものではない。これまで我々はKlotho遺伝子の発現がPemetrexedの効果予測因子であることを明らかにした。本研究では、これらの成果を発展させ、Klotho遺伝子発現が肺癌だけではなく悪性胸膜中皮腫でどのような意味を持つのか、そして化学療法への応用の可能性を臨床検体、および動物実験で解明する。本研究は悪性胸膜中皮腫の新たな個別化医療の確立に大きく貢献すると考えられる。

研究実績の概要

悪性胸膜中皮腫は極めて予後不良な疾患であり、その治療には化学療法・手術を含む集学的治療が不可欠であるが、その治療成績は依然として 満足できるものではない。これまで我々はアンチエイジング遺伝子Klotho発現に着目し、ある種の肺癌における予後因子であり、ひいては肺癌 の転移・浸潤能を調節していることを明らかにしてきた。また、肺癌細胞株にKlotho-plasmidを遺伝子導入し、Klotho蛋白を過剰発現させた肺 癌細胞株を樹立することにも成功した。その結果、Klotho遺伝子の発現がPemetrexedの効果予測因子であることを明らかにした。本研究では、 これらの成果を発展させ、Klotho遺伝子発現が肺癌だけではなく悪性胸膜中皮腫でどのような意味を持つのか、そして化学療法への応用の可能 性を臨床検体、および動物実験で解明する。本研究は悪性胸膜中皮腫の新たな個別化医療の確立に大きく貢献すると考えられる。

本研究は下記の研究計画で実施する。
Klotho発現と悪性胸膜中皮腫の浸潤能・転移能および抗がん剤抵抗性のメカニズムの解明 (1)悪性胸膜中皮腫切除検体におけるKlothoとEMT関連マーカーの発現を免疫学的染色法で検討する。 (2)Klotho過剰発現悪性胸膜中皮腫細胞株におけるEMT関連マーカーの発現、浸潤能・転移能を検討する。 (3)Klotho発現悪性胸膜中皮腫細胞を皮下移植したヌードマウスを用いて、Klotho発現とEMT関連マーカーの発現、増殖能、浸潤能、転移能との 関係を検討する。
(4) Klotho発現悪性胸膜中皮腫細胞をヌードマウスに尾静脈投与して、Klotho発現と抗癌剤・分子標的治療薬の感受性との関係を検討する。
令和5年度は(1)を中心に当院病理部と連携し研究を開始した。免疫染色の結果に関しては令和6年度の学術集会で発表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画のマイルストンに則り、概ね順調に進捗していると考えられる。

今後の研究の推進方策

令和6年度は学術集会での結果公表を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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