研究課題
若手研究
周術期において血管内皮グリコカリックスを保護することで患者予後の改善が期待できる可能性がある。心臓血管手術においては人工心肺の使用や虚血再還流障害などが影響していると報告されているが、溶血による血管内皮グリコカリックス障害への影響の程度は明らかではない。本研究では、術後腎機能障害の発症の機序を、溶血に伴う活性酸素やヘム毒性による血管内皮グリコカリックス障害の観点から検討する。血管内皮機能を維持することによる術後臓器障害予防に対する新たな治療戦略を検討したいと考えている。