研究課題
若手研究
本研究は、ARDS患者の鎮静において、従来方法のプロポフォールを用いた鎮静とセボフルランを使用した鎮静が患者予後に与える影響を検討する無作為化比較試験である。セボフルランを用いたARDS患者の鎮静に関する報告は少数のみであり、質の高いRCTはいまだ極めて少ない。また、セボフルランによる鎮静に関しては、臨床効果と共にその機序解明の目的に免疫学的な検討を加えた研究は乏しい。本研究はARDSの鎮静方法の選択に重要な情報をもたらす。