研究課題
若手研究
感染症や外傷などにより炎症が生じると、血管透過性が亢進し血管内の水分が細胞間質に漏出する。炎症下においては細胞間質に漏出した水分の移動が抑制されていると考えられる。この病態の原因のひとつに細胞間質のヒアルロン酸が周囲の膠質浸透圧の影響をうけ水分を吸収し膨潤することが考えられておりベータ1インテグリンの関与が示唆されているが、その機序は不明である。本研究では組織間質においてベータ1インテグリンをノックアウトしたマウスを用いて間質の水分移動の機序を明らかにする。