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赤外線瞳孔記録計を用いた「小児のせん妄早期診断スケール」の開発と有用性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 23K15634
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

上村 友二  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80791144)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード瞳孔記録計 / 小児 / せん妄 / 赤外線瞳孔記録計 / 集中治療
研究開始時の研究の概要

小児の「せん妄」は、集中治療室(ICU)に入室する患者の25%に発症し、人工呼吸や入院期間の延長に関与する。早期の認識と介入ができれば、患者予後の改善、患者家族の不安の解消、医療者の業務軽減だけでなく、医療費削減に貢献できる可能性がある。本研究では、赤外線瞳孔記録計を用いた小児の「せん妄」を早期に認識する評価システム(スケール)を開発して、その有用性を検証する。これにより、小児の「せん妄」を早期に認識して医療介入することで、患者予後の改善などができるようになる。将来的には、標準的な治療法開発の一助となる可能性もある。

研究実績の概要

小児の「せん妄」は、集中治療室(ICU)に入室する患者の25%に発症し、人工呼吸や入院期間の延長に関与する。早期の認識と介入ができれば、患者予後の改善、患者家族の不安の解消、医療者の業務軽減だけでなく、医療費削減に貢献できる可能性がある。本研究では、赤外線瞳孔記録計を用いた小児の「せん妄」を早期に認識する評価システム(スケール)を開発して、その有用性を検証する。これにより、小児の「せん妄」を早期に認識して医療介入することで、患者予後の改善などができるようになる。将来的には、標準的な治療法開発の一助となる可能性もある。

本年度は、集中治療部(ICU)に入室した小児患者の「せん妄」の発生状況を調査した。方法は、点有病率調査(指定日時の活性状況調査)で、せん妄は、Cornrll Assesment Paediatric Delirium tool (CAP-D)で診断した。調査項目は、患者背景(年齢、性別、重症度、基礎疾患の有無、使用薬物[ベンゾジアゼピン、オピオイド、循環作動薬]、身体抑制の有無、人工呼吸機の使用の有無、そして瞳孔記録計による瞳孔所見だった。症例数は50例で、小児せん妄は、22%(11例/50例)に発生していた。現在、指定日を増やして、データ収集を継続している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ICUへ入室する小児患者が少なかったため、データ収集がやや遅れている。指定日を増やして症例収集を実施している。

今後の研究の推進方策

継続して、ICUにおける小児の「せん妄」の発生状況調査を実施し、その後、リスク因子の解析及び赤外線瞳孔記録計と瞳孔所見との関連調査(導出コホート研究)、スコアリングスケールの作成及び妥当性の検討(検証コホート研究)を実施する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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