研究課題
若手研究
脳原発の悪性腫瘍であるgliomaは予後が15ヶ月程度と非常に予後不良である。幹細胞を利用したdrug/gene delivery systemは治療困難な疾患に対する魅力的な治療法である。これまで幹細胞の腫瘍への遊走能に注目してきたが、幹細胞が腫瘍細胞に対してどのような影響をもたらすかは自殺遺伝子治療を臨床応用するうえで重要である。HSV-TKの導入により幹細胞が分泌するexosomeのプロファイルが変化することが報告されている。本研究ではSHED-TK由来exosomeを利用したgliomaに対する自殺遺伝子療法の開発及び、SHED由来exosomeのglioma細胞への影響を解明する。