研究課題
若手研究
クモ膜下出血の主な原因は脳動脈瘤の破裂であり、30日以内の死亡率は45%と非常に高い。現在までに加齢と脳動脈瘤破裂の関連性が臨床研究において示唆されてはいるが、その分子生物学的な機序は明らかにされていない。本研究では、老化を抑制することが示唆されているSIRT1タンパク質に焦点を当て、加齢に伴うSIRT1活性の低下による細胞老化が脳動脈瘤破裂に関わる可能性について、内弾性板の破綻と高血圧の誘導を軸とする脳動脈瘤破裂モデルマウスを用いて解析する。