研究課題/領域番号 |
23K15678
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
下永 皓司 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 客員研究員 (50941928)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 頚動脈プラーク / 潰瘍 / 流体力学 |
研究開始時の研究の概要 |
頚部頚動脈狭窄症において、不安定プラークを的確に把握することが非常に重要である。頚動脈プラークにおける潰瘍形成は、プラーク破綻の痕跡とされ症候性病変におけるバイオマーカーであると言われている。しかし、実際は全ての潰瘍形成を伴うプラークが症候性病変や再発をきたすわけではなく、無症候性病変も少なくはない。本研究では,プラーク不安定化への関与が注目されている潰瘍形成とプラークの病理組織学的所見、臨床経過および画像所見との関連性を検証する。
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研究実績の概要 |
頚動脈プラーク潰瘍の部位と臨床経過の関連性について、第82回日本脳神経外科学会 学術総会、第39回日本脳神経血管内治療学会学術総会 、第49回日本脳卒中学会学術総会 にて一般口演で発表した。 また、同内容を「Ulceration location is associated with clinical course in carotid stenosis」として論文投稿し、現在”Journal of Vascular Surgery"のmajor revisionに対して返答中である。 頚動脈低狭窄度プラークにおける潰瘍が重要なimaging markerだったことをまとめ、「Plaque ulcerations are associated with recurrence in symptomatic low-grade carotid stenosis」として論文報告した。 頚動脈プラークの流体力学的解析については解析手法を確立し、約100例の解析を終えることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年4月より勤務地が異動となり、研究現場である国立循環器病研究センターの客員研究員となったため、常時データ解析をすることができなかった。また、流体力学的解析手法についてソフトウェアの問題で定量評価が困難となり、解析手法の確率に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
国立循環器病研究センターの医師と定期的にウェブミーティングを行うことで進捗状況の把握を行なっている。また、解析手法や病理学的検討すべき点の方針決定ができたため、データの集積の促進が期待できる。
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