研究課題
若手研究
関節リウマチ治療は飛躍的な進歩をとげたが、多種の分子標的薬の選択方法は診療医の個々の判断に委ねられている。この状況に対し、生物学的製剤毎の滑膜組織におけるサイトカイン発現パターンの解析が進められてきた。また外来レベルで低侵襲な滑膜採取が可能であることと、先行研究において免疫組織学的染色での評価法が確立されたことにより、サイトカイン発現パターンに対応して、適切な生物学的製剤やJAK阻害薬を選択することが可能となったと考えている。本研究課題においては、既存の製剤ごとの免疫染色パターンによる選択法を用いた場合と用いなかった場合との間で前向き研究を実施することにより、本選択法の臨床的有用性を検証する。