研究課題/領域番号 |
23K15697
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
岡野 市郎 昭和大学, 医学部, 講師 (80974211)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 脊椎術後骨量減少 / CT / 骨密度 / 脊椎外科 / 骨代謝 / 骨粗鬆症 / 骨吸収抑制薬 |
研究開始時の研究の概要 |
脊椎の外科手術後に局所の骨密度の低下が起こることが報告されている。骨密度の低下は、骨粗鬆症性合併症、さらには再手術につながりうる。本研究では、被爆のないMRIを用い、脊椎術後骨量減少の評価法の確立、周術期の骨吸収抑制薬による脊椎術後骨量減少の予防効果を検討する。本研究が、最終的に脊椎術後合併症・再手術を減らし、患者のQOLの改善、医療費削減の一助となることを目標とする。
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研究実績の概要 |
術後骨量減少についてCTを用いて広範囲脊椎固定術施行患者を対象にした後ろ向き研究を終え、日本人の広範囲固定患者で術後早期に骨量減少が起こること、さらにはそれが術後合併症の要因であることを初めて示した。学術論文を作成し現在投稿中である。結果を2024年3月の日本成人脊柱変形学会で口演発表を行った。 さらに、翌年度の学会抄録を投稿済みで、5月のGlobal Spine Congressをはじめ、複数の学会に口演・ポスター発表に採択されており、2024年度中に発表を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
術後骨量減少についてCTを用いて広範囲脊椎固定術施行患者を対象にした後ろ向き研究を終え、除圧術単独患者のMRIを用いた研究は現在データ採取中である。前向き研究に向け倫理委員会への書類を作成中である。
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今後の研究の推進方策 |
現在後ろ向き部分を終え、前向き研究に向け倫理委員会への書類を作成中であるが、病態生理がまだ十分明らかとなっていない点が課題として挙げられた。反応には個人差が大きい点も明らかとなり、予防・治療への前向き研究と並行して、ハイリスク患者の同定のための分子生物学的研究を基礎部門の研究者と共同研究を行う方向で調整中である。
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