研究課題/領域番号 |
23K15708
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鹿毛 智文 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10973555)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | キネマティクス / 膝関節 / コンピュータ支援手術 |
研究開始時の研究の概要 |
膝関節疾患の手術治療において、良好な臨床成績獲得のためには生理的な膝関節のキネマティクスの獲得・再現が重要視されているが、コンピュータ支援手術によって術後に生理的な膝関節動態を獲得・再現できているかどうかはわかっていない。我々は、より良い臨床成績獲得を目指すべく、生体内3次元動態解析技術を用いてロボット支援手術後の膝が生理的な動態を獲得できているかどうかを検証する。術前・術中・術後と手術のすべてのフェーズにおける動態を包括的に検証することにより手術法にフィードバックを行うことで、現代のロボット支援手術を超えた次世代の膝関節手術法の発展ならびに更なる臨床成績向上に寄与できるのはないかと考えた。
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研究実績の概要 |
本研究はコンピュータ支援手術を通じて、生理的な膝関節のキネマティクスを獲得することを目的とした研究である。コンピュータ支援手術を行う膝の術前・術後の三次元動態解析を行い、そのキネマティクスを正常膝のキネマティクスと比較することで、より生理的なキネマティクス獲得を目標としている。 変形性膝関節症患者においては、術中にナビゲーションやロボットなどのコンピュータ支援技術を用いた人工関節手術を行っている。それらの患者の術前の膝や術後の膝の動態撮影・動態解析を行い、術前後の動態の変化や、術後の膝が正常膝とどのような点が異なっているかといった点を解析している。 特にロボット手術は近年注目されており、ロボット人工関節手術を行った膝がどのような術後動態を呈するかに注目して解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、コンピュータ支援手術を行う膝の術前、術後動態撮影を行えており、また動態解析も徐々に進めることができている。初年度は、まず症例の蓄積に注力しており、おおむね順調に進展していると考えられるため。
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今後の研究の推進方策 |
術前の膝の動態解析は順調に行うことができており、コンピュータ支援手術ならびに術中の動態解析・評価も行えている。今後は術後の膝の動態解析を進めていき、症例数を蓄積するとともに、術後の膝と正常膝、術前の膝の動態比較を行う予定である。
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