研究課題
若手研究
背骨の骨折(圧迫骨折)に対しては、折れた椎体に医療用セメントを注入して固めて、痛みを取り除く椎体形成術という低侵襲手術が普及しています。ただし、椎体形成術を行った後の除痛効果が高い方とそうではない方がいますし、術後に隣接する椎体が折れてまた痛みが再燃する方もいます。しかし、どのような方は治療効果が高いのか?どのような方だと隣接椎体骨折が起こりやすいのか?はわかっていません。そこで、我々は全国多施設から椎体形成術が施行される方のデータを匿名化して収集するデータベースを構築します。そして、そのデータを解析して椎体形成術を行う場合の「治療効果」や「隣接椎体骨折の発生」を予測する式の開発を目指します。