研究課題
若手研究
高齢者率の増加を背景に骨脆弱性骨盤輪骨折の発生率が増加している。骨盤骨折の手術にはスクリュー固定、プレート固定、脊椎インストゥルメンテーションを骨盤のみに使用する場合、脊椎インストルメンテーションを腰椎から骨盤に使用する場合などを含み、そのバリエーションは非常に多い。また、「骨盤輪骨折」の病態も多彩である。複数の手術手技を複数の病態で比較することは臨床では非常に困難であるが、コンピューターを用いたシミュレーションでは同一検体での比較が可能である。本研究は実臨床でみられる骨盤輪骨折網羅的に想定し、現在考案されている手術手技を有限要素法で検討し、各手術手技の有用性を整理する。