研究課題
若手研究
健康寿命を損なう主な要因の1つである加齢依存的な骨量減少の発症分子機構の研究を行い、その予防や治療法の開発によって健康寿命の延伸に貢献することが本研究の概要である。骨量減少は加齢による骨細胞の骨代謝制御バランス破綻が原因となって起こるが、なぜ加齢によって起こるのかは明らかになっていない。これまでの研究で加齢によって骨細胞でミトコンドリア機能不全を起因としたATF4の活性化が核膜構造タンパク質の発現低下を伴う核膜構造異常を起こす事を明らかにした。本研究ではミトコンドリア機能不全がどのような分子機構によって核形態不全や骨代謝制御不全を起こすのかをATF4に注目して解析を行う。