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子宮内膜症におけるCLEC-2/Podoplaninの関与の解明と治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 23K15806
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

白井 俊光  山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (50710381)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード子宮内膜症 / 血小板 / CLEC-2
研究開始時の研究の概要

子宮内膜症は、子宮外に子宮内幕組織が形成され、月経に伴う出血・創傷治癒の繰り返しによって増殖・瘢痕化する事を特徴とする疾患である。近年、血小板が子宮内膜症の増悪に関わる事が明らかになってきたが、どのような機序で血小板が活性化されるのかは不明である。
我々はこれまで、血小板活性化受容体C-type lectin-like receptor 2 (CLEC-2)とその生体内リガンドのPodoplaninを同定した。本研究では、動物モデルを用いて子宮内膜症の増悪にCLEC-2/Podoplaninが関与しているかを調査する。

研究実績の概要

子宮内膜症マウスモデルは複数存在する。申請段階ではそれらの検証を行っていなかったため、病態の進行速度や実験再現性について検証し、モデル作成方法を確立した。
2週間毎に病変組織の重量の測定を行うと、移植2ヶ月後まで経時的に増加しており、長期的な解析が可能であることが明らかになった。病変組織の免疫組織学的解析により、予備実験と同様にポドプラニン発現を認めた。また、新たにポドプラニンと血小板の共局在を観察しており、CLEC-2依存的な血小板活性化の可能性を示唆した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

子宮内膜症モデルマウスの作成方法は複数あり、実験再現性やモデルごとのリミテーションを考える必要があった。この点について時間を要したが、安定したモデル作成方法を確立できた。病変組織にはポドプラニン発現細胞が存在しており、かつそれは血小板との共局在を示した。したがって、このマウスモデルでは我々の仮説どおり、ポドプラニンによるCLEC-2依存的な血小板活性化が惹起されている可能性が高い。今後も計画にしたがって研究を進める事ができると考えている。

今後の研究の推進方策

進捗はおおむね順調であり、研究計画に従って進める。すなわち、サンプル数を充分確保し、血中ポドプラニン濃度および血小板活性化マーカーの上昇をELISAによって確認する。
また、In vitroの実験を行うために病変組織からポドプラニン陽性細胞の単離を試みる。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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