母児間インターフェイスにおける免疫特権環境形成の分子基盤

• 研究課題/領域番号: 23K15816
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分56040:産婦人科学関連
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 國村 和史 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (20844830)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 胎盤 / 免疫特権 / 脂質代謝産物 / 不育症 / DOCK2

研究開始時の研究の概要

少子化が進む中、着床障害や流産を防ぐための解決策が待ち望まれている。父性抗原を有する胎児は母体にとって半異物であり、妊娠時に母体側の免疫細胞の攻撃から身を守るシステムがあると考えられるが、その分子実態は明らかになっていない。そこで本研究ではマウスモデルやヒト検体を用い、胎児と母体の境界領域 (母児間インターフェイス) において免疫特権環境が形成されるメカニズムの解明を試みる。本研究の成果によって、不妊症や不育症に対する新規治療・予防法の構築に繋がると期待される。