研究課題
若手研究
好酸球性副鼻腔炎は、鼻茸の形成、嗅覚障害、喘息の合併を有し、社会的な問題となっている疾患である。その病態形成には、2型炎症反応により活性化した好酸球が中心的な役割を果たすことが明らかになっている。その治療法は、手術加療による炎症組織の減量とステロイド剤の長期にわたる全身投与が主体となる。しかし、ステロイド剤の副作用などの問題があり、新しい治療法の開発が強く求められている。そのため、病態の原因である好酸球の活性化の制御を、CD69の発現と機能をその結合物質であるGalectin-1とS100A8を切り口として制御法を開発することを目的としている研究である。