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微小管の修飾異常に着目した視細胞変性と緑内障の発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K15905
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

五十嵐 遼子  新潟大学, 医歯学系, 助教 (10895361)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード微小管修飾異常 / 緑内障 / 視細胞変性 / pcdマウス / 微小管 / グリア細胞
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、pcdマウスモデルを用いて、細胞骨格の一つである微小管の修飾異常がもたらす視細胞変性と眼圧異常に対する病初期の状態を明らかにすることで緑内障、網膜変性が惹起されるメカニズムを新たに解明することである。本研究では、微小管の修飾異常によってどの時期にどの細胞レベルで障害が始まるのか、グリア細胞の障害はどの段階から生じるのか、などについてその詳細を明らかにする。我々は限られたグループのみが保有する本マウスにおいて緑内障と網膜変性における変性メカニズムを解明する上で極めて貴重なターゲットであると考えている。

研究実績の概要

(1)a,bまでの研究につきデータをまとめて2023年6月のWGC(イタリア、ローマ)にて発表を行なった。この研究発表を通じて微小管の修飾異常がマウスの目に及ぼす影響の一部を解明することが可能であった。この解析によって、Nna1 KOマウスでは早期(約2週以降)より網膜の変性が起こること、また、その変性は不可逆的であること、慢性進行性であることが明らかとなった。また、免疫組織学的染色結果から自律的細胞死を示すマーカーが活性化しており、当初の予想通りこの変性には自律的な細胞死の経路が関与していることが明らかにされた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

WGCでの発表後はその原因の解明(②、③)に着手し、進行中である。しかし部分的には自分の推測している結果に基づくデータが②に関しては定性データとしては出てきている。あとはマウスの数が足りれば定量データも揃える事ができるため、マウスを追加で作成中である。しかしマウスのラインが一時途切れてしまい受精卵から作成する必要が出てきたため時間がかかる見込みとなっている。

今後の研究の推進方策

共同研究者の海外、国内への移動がありコミュニケーションを取るのに以前より困難となっているため研究の進捗の遅れが懸念される。また薬物投与実験については投与が難しいこともあり計画を変更の予定である。
しかし概ね現在までのところ研究の遂行は予定通りである。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Nna1 deficiency causes retinal degeneration and glaucoma in a pcd mouse model.2023

    • 著者名/発表者名
      Ryoko Igarashi 1,*, Li Zhou 2, Hirohide Takebayashi 2, Takeo Fukuchi 1
    • 学会等名
      world glaucoma congress Rome
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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