研究課題
若手研究
原発性眼内悪性リンパ腫 (PIOL) は中枢神経系 (CNS) への播種も珍しくなく、メトトレキサート硝子体注射や放射線治療が行われるものの、CNS 病変のため 5 年生存率は 61% と予後不良であり、PIOL 新規治療法の出現が求められている。近年、腫瘍組織内に三次リンパ構造 (TLS)の形成が明らかになり、PIOL においても TLS の存在が示唆される。TLS は B 細胞を有し抗腫瘍抗体を産生している可能性がある。本研究では、PIOL における TLS の役割と関連抗原およびそれに対する特異的抗体の同定を目指す。これらは PIOL 制御を目的とした新規治療法に直結する。