研究課題/領域番号 |
23K15922
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
川村 朋子 福岡大学, 医学部, 講師 (00910796)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アデノウイルス / A549細胞 / in vitro / 抗HAdV作用 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトアデノウイルスは,眼科領域では流行性角結膜炎および咽頭結膜熱などのウイルス性結膜炎を生じ、わが国で年間100万人が罹患する一方で治療薬が存在しない。本研究では新型を含めた眼科D種HAdVについて,A549細胞に加え結膜上皮細胞や角膜上皮細胞を用いて既存薬の抗ウイルス効果をin vitro基礎実験で検討する。さらに抗HAdV作用を持つヨード点眼液について,同じく基礎実験に加え臨床試験を実施して,型別効果解析を行う。HAdVは症状の終息に2週間以上要することもあることから,本研究が臨床的にも,公衆衛生学的,および経済学的にも,社会に貢献できると考える。
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研究実績の概要 |
ヒトアデノウイルスは,眼科領域では流行性角結膜炎および咽頭結膜熱などのウイルス性結膜炎を生じ、わが国で年間100万人が罹患する一方で治療薬が存在しない。本研究では新型を含めた眼科D種HAdVについて,A549細胞に加え結膜上皮細胞や角膜上皮細胞を用いて既存薬の抗ウイルス効果をin vitro基礎実験で検討する。さらに抗HAdV作用を持つヨード点眼液について,同じく基礎実験に加え臨床試験を実施して,型別効果解析を行う。HAdVは症状の終息に2週間以上要することもあることから,本研究が臨床的にも,公衆衛生学的,および経済学的にも,社会に貢献できると考える。 この研究計画に基づき本年度は本施設,国立感染症研究所などの協力研究施設の市中感染症例から分離された新型HAdVに属する株とATCCから入手したD種標準株を用い複数のHAdV型間のウイルス増殖性を検討した。来年度以降も引き続き解析およびデータの収集を行う計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に基づき、データの収集および解析においても順調に進行し、また学会においての発表等で研究成果の発信を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後も当施設また協力施設からの臨床分離株をさらに収集し,データの解析を進めていく。 また国内外の学会および研究会に積極的に参加し研鑽を深め、研究に取り組む所存である。
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