研究課題
若手研究
乳癌等手術後の続発性リンパ浮腫が慢性化し重症化することが形成外科や腫瘍外科に於いて問題となっており,優れた慢性リンパ浮腫動物モデルの開発と応用が求められている。申請者は,慢性的な浮腫モデルを樹立し,術部脈管系に対する可視的な解析を経時的に可能とする実験系の基盤を開発した。さらに,革新的な治療の開発の為に,種々の治療制御分子の導入系としての超音波照射(ソノポレーション実験系)を駆使することを考えている。この2種の実験系のメリットを活かし急性‐慢性期に複数回に渡り治療候補因子を導入し,浮腫形成とその治癒過程について可視化解析を遂行して革新的な治療法の開発を行う。