研究課題/領域番号 |
23K15965
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
松山 佳永 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10848360)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 味蕾 / オルガノイド / 分化 |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会が深刻化し、味覚障害を訴える患者は増加している。さらに、新型コロナウイルス感染症の患者も味覚障害に苦しみ、味覚障害は患者の生活の質(QOL)に大きく影響を及ぼしている。味覚障害の原因のひとつに、味蕾の数の減少が報告されているが、味蕾の維持および分化制御機構については未解明な点が多い。本研究では、味蕾オルガノイドを活用し、舌上皮の幹細胞/前駆細胞から味蕾細胞への分化プロセスにおける転写因子Ascl1の機能とその調節機構を調べる。本研究により味蕾細胞の分化制御メカニズムを明らかにすることは味覚障害の病態解明につながると考える。
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研究実績の概要 |
本研究では、味蕾オルガノイドを作製し、発現遺伝子およびタンパク質を調べることにより、味蕾細胞における分化制御システムの解析を計画している。令和5年度には、成熟味蕾オルガノイドからタンパク質を抽出し、ウェスタンプロッッティングによる解析を試みた。また、マウスの舌乳頭から作製した薄切切片を用いてリン酸化タンパク質の局在の観察を試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ウェスタンブロッティングによるリン酸化Ascl1の検出において、条件検討に時間を要してしまった。また、動物実験施設の老朽化に伴い、外壁工事およびエレベーター工事が施工され、実験動物の飼育・繁殖が一定期間不可能となった。加えて、薄切切片作製装置が故障し、修理を試みたものの使用不可な期間が長く続き、切片の作製が不可能な状態だった。現在では使用できる機器が常設されているため、今後の実験は順調にできると考える。
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今後の研究の推進方策 |
味蕾内で機能するリン酸化キナーゼの特定を試みる。候補として挙げられるリン酸化キナーゼの機能を抑制する阻害剤を用いて味蕾オルガノイドの作製を行い、発現遺伝子を解析することで、味蕾細胞分化に関わる分子を特定する。
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