研究課題/領域番号 |
23K15984
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
石田 尚子 昭和大学, 歯学部, 助教 (00882531)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ヒトiPS細胞 / 唾液腺オルガノイド / CRISPR-Cas9 / PLAG1 / 多形腺腫 / 唾液腺腫瘍 / 腫瘍性筋上皮細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
唾液腺腫瘍である多形腺腫は極めて多彩な像を示すため、その起源が単一細胞なのか、複数の細胞であるのか、長らく不明であった。このことから、本研究の目的は、多形腺腫の起源となる細胞を同定することにある。申請者らはこれまでマウスを用いて筋上皮細胞がin vitroにおいて腺上皮への分化をも示す多分化能を獲得することを明らかにしてきた。そこで、本研究では筋上皮細胞が多形腺腫の起源となる細胞と仮定し、その可能性を検証する。具体的には、申請者らのグループが最近開発したヒト唾液腺オルガノイドを用いて、筋上皮細胞特異的に多形腺腫関連遺伝子であるPLAG1を過剰発現させ、筋上皮細胞の腫瘍原性について解析を行う。
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研究実績の概要 |
唾液腺腫瘍の中で最も発生頻度の高い多形腺腫は良性腫瘍でありながら、しばしば再発や希に悪性化を示すことが知られている。したがって、その生物学的特性の解析は極めて重要な課題とされている。一方、多形腺腫は組織学的に上皮、間葉成分からなる極めて多彩な像を示すため、その起源が単一細胞なのか、あるいは複数の細胞であるのか、長年探索が続けられてきたが、いまだ確定的な報告はなされていない。このことから、本研究の目的は、多形腺腫の起源となる細胞を同定することにある。申請者らはこれまでマウスを用いて唾液腺の構成細胞である腺上皮細胞および筋上皮細胞をそれぞれ単離する方法を確立し、筋上皮細胞がin vitroにおいて腺上皮への分化をも示す多分化能を獲得することを明らかにしてきた。そこで、本研究では筋上皮細胞が多形腺腫の起源となる細胞と仮定し、その可能性を検証する。具体的には、申請者らのグループが最近開発したヒト唾液腺オルガノイドを用いて、筋上皮細胞特異的に多形腺腫関連遺伝子であるPLAG1を過剰発現させ、筋上皮細胞の腫瘍原性について解析を行う。 本年度は、筋上皮細胞特異的にPLAG1を過剰発現させるベクターの構築を行なった。MYH11は筋上皮細胞のマーカーであり、そのプロモーター下にPLAG1のOpen Reading Frameを挿入したplasmidを作成し、ヒトiPS細胞へ導入した。また、薬剤誘導により、筋上皮細胞でPLAG1の過剰発現をさせるため、CRISPR-dCas activationシステムの構築を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ヒトiPS細胞へのplasmid導入効率が低く、目的配列を有する細胞の樹立が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
plasmid導入細胞のサブクローニングを限界希釈法により行う。PCRによるジェノタイピング後に、サンガー法等のゲノムシークエンスによる配列の決定を行う。その後、唾液腺オルガノイドの作製および解析を行う。
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