研究課題/領域番号 |
23K15994
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
田澤 建人 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 助教 (30801518)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 歯髄マクロファージ / whole mount staining / NGS解析 / single cell 解析 |
研究開始時の研究の概要 |
3次元(3D)組織観察、歯髄マクロファージ消失モデルマウスを用いて、歯髄損傷後の治癒過程における歯髄マクロファージの生物学的役割を評価する。また、治癒過程の歯髄を採取し歯髄幹細胞およびマクロファージを単離後、シングルセル解析を行うことで、歯髄マクロファージの組織修復機能に関わる遺伝子・シグナル経路を明らかにする。これらの研究成果をもとに、歯髄再生療法の開発基盤を構築することを目的とする。
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研究実績の概要 |
マクロファージ枯渇化のためクロドロン酸リポソームを使用し、投与後の下顎骨におけるマクロファージ数を評価し、条件検討を行った。クロドロン酸リポソーム100ulの投与後1日においては下顎骨内マクロファージの有意な減少を認めた。 歯髄内マクロファージの3次元分布を評価するために、anti-Lyve1抗体を用いてマウス下顎骨の組織透明化標本を作製したが、目的の細胞を検出することが困難であった。そのため、現在は抗体の種類を変更し、条件の再検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
使用を予定していた共焦点顕微鏡では解像度が低く、意図した画像の取得が困難であった。またanti-Lyve1抗体がwhole mount staininigには適さないことが分かったため他の抗体の使用を検討する必要が生じ、研究が遅延している。
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今後の研究の推進方策 |
マクロファージ枯渇化条件を最適化する検討を引き続き行う。whole mount staining条件の最適化および抗体の検討を行う。また、マウス歯髄炎モデルから歯髄を摘出し、FACSを用いたLyve1陽性マクロファージの単離を行う。
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