研究課題
若手研究
エナメル基質タンパク質の主成分であるアメロジェニンが抗原提示細胞の核内に移行した後、どのようなエピジェネティック制御を介して免疫抑制と創傷治癒を促進するのかは依然不明のままである。本研究はアメロジェニンが免疫応答や創傷治癒等に与える影響、およびそこに至るまでの分子メカニズムを解明するため、アメロジェニンの核内移行後のヒストン修飾における作用点の解明、また、人為的にアメロジェニンの活性増強が可能か否かを検証する。さらにこれらの結果をもって、アメロジェニンの投与による 新しい歯周組織再生療法を開発すると共に、新規の免疫抑制剤・自己免疫疾患治療薬の確立に向け研究の展開を図る。