細胞系譜追跡とシングルセル解析による歯根尖部幹細胞の分化制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 23K16018
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57030:保存治療系歯学関連
• 研究機関: 東京医科歯科大学
• 研究代表者: 永田 瑞 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60804557)
• 研究期間 (年度): 2024-01-17 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 歯根形成

研究開始時の研究の概要

歯根形成時、歯根尖部に誘導されるヘルトヴィッヒ上皮鞘(HERS)の上皮細胞とその近傍の歯乳頭や歯小嚢の間葉細胞が緊密に連携しあうことによって、歯根形成を制御する。しかしながら、歯根尖部に存在する間葉系幹細胞が生体内でどのような挙動を示し、歯根や歯周組織形成に寄与するかの詳細なメカニズムはこれまで明らかにされていない。今回申請者は、Wnt阻害因子-1(Wif1)を高発現する歯根尖部の間葉系細胞が、歯根形成に重要な役割を果たすという仮説を立て、時期特異的に標識するCreERマウスを用い、一細胞レベルでのゲノムワイドな網羅的解析を行い、歯根尖部Wif1陽性間葉系前駆細胞の分化制御機構を明らかにする。