研究課題/領域番号 |
23K16019
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 圭祐 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80828905)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 歯周病検査 / miRNA / エクソソーム / リキッドバイオプシー / 歯周病診断 |
研究開始時の研究の概要 |
現行の歯周病診断において病態進行リスクを評価する精度の高い客観的マーカーは存在しない。本研究においては新規バイオマーカーの候補として、唾液エクソソーム中のMicroRNA(miRNA)に着目する。本研究の目的は、病態進行速度の異なる患者群について、唾液エクソソーム中miRNAを網羅的に比較解析することで、歯周病進行リスクに関与する新たなバイオマーカーを同定することである。将来的には、非侵襲的リキッドバイオプシーとして、唾液エクソソームを用いた迅速・簡便な歯周病診断とmiRNAを標的とする抗歯周炎薬の開発への発展性をもつ。
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研究実績の概要 |
現行の歯周病診断において病態進行リスクを評価する精度の高い客観的マーカーは存在しない.本研究においては新規バイオマーカーの候補として,唾液エクソソーム中のMicroRNA (miRNA) に着目する.本研究の目的は,病態進行速度の異なる患者群について,唾液エクソソーム中miRNAを網羅的に比較解析することで,歯周病進行リスクに関与する新たなバイオマーカーを同定することである. 現在本研究計画が倫理審査の承認を受け,実働に向けたプロトコール構築を行っている.準備が整い次第サンプリングを開始する予定である. また,予備実験としてマイクロアレイ解析前のクオリティーチェックを行い,サンプリングにより解析が十分可能なRNA量を採取できたことを確認した。ナノサイト解析により唾液よりエクソソームが単離できていることを確認した. 以上の予備実験により,サンプリング遂行後は速やかに解析に移行できるよう準備が進んでいる.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理委員会への申請および細かな実動プロトコール調整のために,サンプリング開始の時期が当初の予定よりも遅くなっている.
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今後の研究の推進方策 |
準備が整い次第患者リクルートとサンプリングを行っていく.解析に関連した予備実験が完了しているため,サンプリング後は速やかに解析を開始する.
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