研究課題/領域番号 |
23K16056
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
加我 公行 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (50824083)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | PLGA / S-PRGフィラー / 骨芽細胞 / 生体吸収性ポリマー / 再生療法 / メンブレン / 軟組織治癒 |
研究開始時の研究の概要 |
歯周組織再生誘導法(GTR)などの再生医療で用いるメンブレンには、材料特性として物理的機能と生体親和性が求められる。更に、メンブレン材料自体に歯周組織の再生促進能力が付与されていることが望まれる。ナノパターン構造を有する生体材料が細胞の接着・形態・分化 に影響を及ぼす機構とSurface Pre-Reacted Glass ionomer(S-PRG)フィラーの生体活性効果の技術を応用し、生体内吸収性ポリマーであるポリ乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)シート表面に三次元構造とS-PRGフィラーを付与した吸収性メンブレンを創成し、生体材料表面の新機能発現の可能性を探求する。
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研究実績の概要 |
Poly(lactic-co-glycolic acid) (PLGA)グラニューを熱プレスにてシート上に成型し,マルチイオン徐放性バイオアクティブガラス(Surface Pre-Reacted Glass ionomer: S-PRG)フィラーを0%, 5%, 10% 濃度にてPLGAシートに添加し,イオン徐放性PLGAシートの製作を行い,S-PRGフィラー含有PLGAシートの表面観察と初期細胞接着について評価した。 材料及び方法:PLGAグラニューに0%, 5%, 10% の割合にてS-PRGフィラーを含有し,熱プレス機で2.0cm×2.0cm のメンブレン様に成型を行った。製作したイオン徐放性PLGAシートの表面を走査型電子顕微鏡(SEM)にて表面形状の観察を行った。初期細胞接着能として,MC3T3-E1細胞をイオン徐放性PLGAシートの表面上に5000cells/cm2 にて播種し,10%FBS含有MEM-αにて3時間培養後に,光学顕微鏡にて形態観察および接着細胞数の計測を行った。 結果:S-PRGフィラーを含有していないPLGAシートは平坦上であった。S-PRGフィラーを含有したPLGAシートのSEM観察では,表面に1~3μmサイズの凹凸形状が観察された。 5%, 10% S-PRGフィラー含有PLGAシート上のMC3T3-E1細胞の細胞接着数は,0%S-PRGフィラー含有PLGAシート上の細胞接着数よりも有意に多かった(p<0.05)。5%と10%のS-PRGフィラー含有PLGAシート上のMC3T3-E1細胞の細胞接着数には,有意差を認めなかった。0%S-PRGフィラー含有PLGAシート上のMC3T3-E1細胞は,平面上に伸展していた。S-PRG含有PLGAシート上では,フィラーの凹凸に沿って伸展している様子が観察された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究機関の走査型電子顕微鏡の故障により,実験に遅れが生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
骨芽細胞 MC3T3-E1細胞の長期培養を行い,増殖能および石灰化基質産生能の評価を行う。 また,マウス由来線維芽細胞の細胞接着脳および増殖能の評価を行う。
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