研究課題
若手研究
一時的なベッドレストなどで姿勢制御機能が低下すると,離床困難や転倒を招き,寝たきりとなるリスクが高まる.本研究では一時的なベッドレストによる姿勢制御機能の低下を抑制する方法として、立位姿勢の制御を担うH反射の賦活化に着目した.本研究では随意咬合による歯根膜機械受容器への刺激時,代謝産物による遠隔筋内化学受容器への刺激時や脳性麻痺患者のヒラメ筋H反射を評価することで,中枢でのセントラルコマンド,遠隔組織の筋機械受容器・化学受容器また錐体外路が H反射を賦活化に関与するかを検証する.これが明らかとなれば,ベッドレスト患者に臥床状態で姿勢制御機能を改善する新たな運動処方を提供することに繋がる.