研究課題/領域番号 |
23K16080
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
西村 朋子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (70823219)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 認知症予防 / 咀嚼機能 / 終末糖化産物(AGEs) / 糖化ストレス / 老化 / AGEs(終末糖化産物) |
研究開始時の研究の概要 |
歯の欠損や口腔機能低下が起こると、咀嚼をあまり必要としない軟らかい食物が選択される傾向にあり、結果的に糖質偏重食を好むようになり、高血糖になりやすくなる。また、栄養バランスが悪く、低栄養になるとされている。高血糖は、体内のAGEs(終末糖化産物)の蓄積を招き、認知症発症の原因となることが示唆されている。また、低栄養と認知症の発症には密接な関係があるともいわれている。 本研究では、認知症発症モデルマウスを用いて、食形態の違いが体内の終末糖化産物蓄積に及ぼす影響を調べ、さらに咀嚼による歯根膜細胞のメカノストレスが終末糖化産物の蓄積を抑制するという仮説を検証する。
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研究実績の概要 |
近年、低栄養と認知症発症とは密接な関係があることが示唆されているが、詳細なメカニズムは多岐にわたっており、不明な点が多い。 歯の欠損や口腔機能低下によって、咀嚼をあまり必要としない軟らかい食物が選択される傾向にあり、結果的に糖質偏重食から低栄養となるとされている。高血糖は、体内の終末糖化産物の蓄積を招き、認知症発症の原因となることが示唆されている。 本研究では、認知症発症モデルマウスを用いて、食形態の違いが体内の終末糖化産物蓄積に及ぼす影響を調べ、さらに咀嚼による歯根膜細胞のメカノストレスが終末糖化産物分解を促進するという仮説を検証する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は認知症発症モデルマウスに摂取させる食餌形態や給餌する期間の検討に時間を要した。また、マウスから歯根膜細胞の採取手技や培養方法などの基礎的な手技の習得の練習に時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験、細胞実験において、マウスの給餌条件やマウスから歯根膜細胞を採取する方法といった基本的な実験手技は確立しつつあるが、まだ手技が安定していない。そのため、今後も継続して反復練習を行う予定である。
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