研究課題
若手研究
歯の欠損や口腔機能低下が起こると、咀嚼をあまり必要としない軟らかい食物が選択される傾向にあり、結果的に糖質偏重食を好むようになり、高血糖になりやすくなる。また、栄養バランスが悪く、低栄養になるとされている。高血糖は、体内のAGEs(終末糖化産物)の蓄積を招き、認知症発症の原因となることが示唆されている。また、低栄養と認知症の発症には密接な関係があるともいわれている。本研究では、認知症発症モデルマウスを用いて、食形態の違いが体内の終末糖化産物蓄積に及ぼす影響を調べ、さらに咀嚼による歯根膜細胞のメカノストレスが終末糖化産物の蓄積を抑制するという仮説を検証する。