研究課題
若手研究
睡眠時ブラキシズム(Sleep bruxism: SB)患者では、睡眠中にリズム性咀嚼筋活動(Rhythmic masticatory muscle activity: RMMA)が多発する病態生理学的特徴がある。疫学研究では、SBの発生率は、加齢とともに減少する。加齢とともに、睡眠中の覚醒反応の発生頻度が増加するため、小児期や若年成人よりも中高年世代で睡眠の質は低下する。RMMAは覚醒反応とともに発生するため、覚醒反応が増加する中高年世代では、 RMMAが増加すると推察できるが、疫学研究の結果と矛盾する。本研究は、睡眠構築が変化する小児から中高年にわたる世代におけるSB発生機構の解明を行う。