研究課題
若手研究
口唇裂・口蓋裂は、上唇や口蓋に裂を生じる先天性疾患である。出生後に適切な治療を受けることにより、口唇、口蓋、顎態など口腔形態は大きく改善されるが、口唇裂・口蓋裂患者の口腔感覚特性については十分に解明されたとは言い難く、口腔感覚や言語機能との相関性が示唆されているものの、未だ不明な点が多い。本研究では、従来の主観的評価法に加え、ナゾメーターや、脳磁図計、口腔・咽頭領域の気流を可視化する気流シミュレーターの客観的評価手法を用いて、口唇裂・口蓋裂患者特有の口腔感覚と言語機能特性を明らかにする。さらに、口唇裂・口蓋裂患者の口腔感覚と言語機能の相関性について解明することを目的とする。